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健康診断で
異常を指摘された・
引っかかった方へ
健診で引っかかったら
健康診断や人間ドックで引っかかったとき、いったいどのようにしたら良いか。迷われる方も多いと思います。ここでは、健診・人間ドック結果の意味や対処方法、よくある質問について、ご説明します。
「要再検査」「要精密検査」と言われたら
これらの指摘がある項目は、検査結果を気にせず放置していると、命に関わるような病気につながったり、日常生活に大きな影響があるような治療を続けなければならなかったりすることもあります。特に高血圧、脂質異常症（高脂血症）、糖尿病などの生活習慣病は、ほとんどの場合、自覚症状はありませんが、放置していると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞といった、体に大きなダメージを与えるものに発展する可能性があります。これらのため、「要再検査」「要精密検査」と指摘されたら、きちんと受診し調べてもらいましょう。
要治療という指摘
このような項目がある場合は、すぐに治療が必要な状態と考えられます。
速やかに受診し、医師の診察を受けてください。
よくある質問
メタボリックシンドローム
とは？
メタボリックシンドロームの診断は、下記のうち、①を満たし、かつ②～④のうち、2項目以上が当てはまる状態をいいます。
- 腹囲 ：男性 85cm、女性 90cm以上
- 血圧 ：130/85mmHg以上
- 中性脂肪 ：150mg/dL以上またはHDL 40mg/dL未満
- 血糖 ：110mg/dL以上
メタボリックシンドロームは、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患が発症しやすい病態であり、生活習慣改善や、薬物療法などによって、治療していくことが望まれます。
高血圧（血圧が高い）と
指摘された
120/80mmHgを超えて血圧が高くなるほど、脳心血管病、慢性腎臓病などの発症リスクや死亡リスクは高くなります。日本では、高血圧によって、心筋梗塞や脳梗塞などの脳心血管病の死亡者数は年間約10万人と推定されています。これはつまり、脳血管病死亡の約50％が、120/80mmHgを超える血圧高値に起因するものと推定されます。ただし、病院や健診の際に血圧を測ると、普段より高い数値が出ることがあります。これを「白衣性高血圧」と言います。できればご自宅で血圧を測り、その結果を持参し、医師に相談しましょう。
詳しくはこちらへコレステロール値で
引っかかった
善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)、中性脂肪の値を測定し、年齢や基礎疾患などを考慮し、動脈硬化性疾患のリスクを判断します。つまり、年齢や基礎疾患などが異なれば、目標となるコレステロール値も変わります。そのため、健診で引っかかったら医師に相談し、治療の必要性について相談しましょう。
詳しくはこちらへ尿酸値が高い
尿酸値が高い状態が続くと、足の指や関節などに激痛が走る痛風という病気を発症する可能性があります。また、尿酸血症は、高血圧症や慢性腎臓病、心血管疾患、糖尿病などと関連しています。健診で引っかかったら医師に相談し、治療の必要性について相談しましょう。
詳しくはこちらへ