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マイコプラズマ

マイコプラズマについて

マイコプラズマは肺炎を起こすこともある、小児における主要な病原菌の1つです。
1年を通して発生がみられます。

発症年齢としては、3~7歳が多く、約7割を占めます。低年齢児では症状の出ない不顕性感染の頻度が高いです。大人もしばしばかかることがあります。

感染しやすいので、家族内感染や再感染も多くみられます。

どんな症状が出ますか?

2~3週間の潜伏期間を経て、咳や発熱、頭痛が出現します。

咳は発熱から2~3日遅れて出現することが多いですが、初期には痰を伴わない乾性咳嗽が主です。
頑固な咳で、夜間や明け方に悪化する傾向があります。また、咳は熱が下がっても長引く傾向が強く、年長児では痰がらみの咳となることも多いです。

また、乳幼児の喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーいう音)を伴う下気道感染では、4歳をピークとしてマイコプラズマ感染の頻度が高いという報告があります。

発熱や咳がひどい場合には、肺炎に至っている場合もあります。
鼻汁は少ないですが、ウイルス感染を併発している場合や、アレルギー性鼻炎がある場合には鼻汁がみられることがあります。 のどの痛みや胸の痛みがみられることもあります。

腹痛や吐き気、嘔吐といった消化器症状が25%にみられ、 時に発疹が出現することもあります。
喘息や心臓病、ダウン症候群など、基礎疾患がある場合、肺炎の重症化に気をつける必要があります。

マイコプラズマ

感染経路

飛沫感染で感染します。感染しやすいので、家族内感染や再感染も多くみられます。

一般的には夏から秋にかけての感染が多いです。
発症年齢としては、5歳以後で10~15歳くらいに多いですが、大人もしばしばかかることがあります。

検査・診断について

当院ではのどで検査する迅速検査キットが置いてあり、約15分で結果が出ます。
ただし、感度が十分ではなく、検査が陰性であるからといってマイコプラズマ感染が否定できない場合もあります。

採血で、マイコプラズマの抗体価の上昇の有無で診断する場合もあります。
また採血では、白血球数は10,000/μLを越えることは少なく、CRPは5mg/dL以下のことが多いです。

どんな治療法がありますか?

抗生剤で治療します。

マイコプラズマは細胞壁を持たないため、ペニシリン系やセファロスポリン系の抗生剤が効かず、マクロライド系の抗生剤などを使用します。しかし最近、抗生剤が効きにくい耐性菌も増えてきているため、注意が必要です。

治療後の注意点は?

熱があったり、食事がとれなかったりするときは休みましょう。
ぐったりしていないか、食事は摂れているか、尿は出ているか、などに注意しながら見ていきましょう。
咳が強くて眠れないようなら、一度医療機関で診てもらいましょう。

登園(登校)基準は?

発熱や激しい咳が治まり、全身状態のよい方は登校(園)可能です。

どうすれば予防できますか?

飛沫感染で感染します。そのため、マスクなどの感染対策が重要です。

ヒブワクチンの予防接種

診察料金は?

名古屋市在住の小児の場合は自己負担は発生しません。
大人で保険が3割負担の方の場合、どのような検査を行うかなどでずいぶん変わってきますが、1,300~2,200円程度です。

マイコプラズマの症状が疑われる方はぜひ一度当院までご相談ください。
初診・再診とも、WEB予約、またはお電話で受付を行っております。