名古屋市中村区の内科・小児科|亀島駅2分
052-459-3312ヘルパンギーナとは、夏に流行る風邪の代表で、7月から秋にかけて流行します。
4歳以下の乳幼児に多い感染症です。
さまざまなウイルスがヘルパンギーナを起こしますが、その中でコクサッキーAウイルスが主な原因です。
原因となるウイルスが複数あるため、くり返しかかることがあります。
2~10日程度の潜伏期間の後に発症します。
喉の奥にぷつぷつとした水疱と潰瘍ができるのが特徴です。病変がしばしばみられる部位は、口蓋弓、軟口蓋、扁桃腺、および口蓋垂です。まれに硬口蓋、舌、または頬粘膜に病変が見られることがあります。
水疱の数はさまざまですが、通常は10未満です。
水疱は通常1~2㎜で、輪郭が赤くなっています。約1日で水疱は壊れ、3~4㎜程度の白っぽい潰瘍になります。
手足口病と異なり、手や脚には発疹はみられません。
発熱は1~3日程度続き、のどの痛みは3~6日程度続きます。のどの痛みが強いと唾液を飲み込むのも難しくなり、よだれが多いことを訴える方もいます。
その他の症状としては、頭痛や吐き気、腹痛、食思不振などがあります。のどの痛みが強いと、ご飯が食べれなくなることがあるので注意が必要です。
歯肉が赤くなり腫れている場合には、ヘルペス歯肉口内炎の可能性もあるため、医療機関に相談してみましょう。
インフルエンザのような、その場で行う迅速検査はありません。
むしろ、身体の診察によるのどの所見などで、ヘルパンギーナと診断できます。
特別な治療法はなく、抗生剤も効きません。
のどの痛みについては、アセトアミノフェンを使用することがあります。
しかし、のどの痛みが大変強くて、ご飯が食べれない、というような場合は、まれに入院が必要になることがあります。
のどが痛くなることが多いため、熱いものやしみるもの(酸味や塩味)は控えて下さい。
また、元気はあるが、ぐったりしていないか、食事は摂れているか、といったところに注意して経過を見ていってください。
熱が下がり、のどの痛みがなくなり、普通に食事がとれるようになったら登園は可能です。
飛沫感染、接触感染が主ですので、手洗いやうがい、マスクといった日常の対策が有効です。
便中にはウイルスが6週間以上排泄されることもあり、おむつを交換するときなどには手洗いをしっかりしましょう。
熱が下がり、のどの痛みがなくなり、普通に食事がとれるようになったら登園は可能です。
のどが痛くなることが多いため、熱いものやしみるもの(酸味や塩味)は控えて下さい。
飛沫感染、接触感染が主ですので、手洗いやうがい、マスクといった日常の対策が有効です。
名古屋市在住の小児ですと、自己負担は無料となります。
ヘルパンギーナを疑われるお子さまをお持ちの方はぜひ一度当院までご相談ください。
初診・再診とも、WEB予約、またはお電話で受付を行っております。