名古屋市中村区の内科・小児科|亀島駅2分
052-459-3312乳幼児の急性下痢で最も多いのは、ウイルスや細菌による消化管感染です。
その他、消化管感染以外の風邪に伴うものや、抗菌薬使用に伴う下痢、アレルギーによる下痢などがあります。
また、2,3週間以上続く乳幼児の下痢の多くが急性下痢に続く二次性乳糖不耐症です。
乳糖不耐症とは、母乳や粉ミルク、牛乳などに含まれる乳糖を分解する酵素である、ラクターゼの活性が低下する病気で、便が酸っぱい臭いのある水様便になります。
食事が摂れているか、水分が摂れず脱水になっていないか、という点などが重要です。
以下のチェックポイントにあてはまる場合は、すぐに病院受診されることをお勧めします。
上記のチェックポイントを参考にして、1つでも当てはまるようなら、要注意の下痢として、病院受診をお勧めします。
そもそも下痢は、生体にとって良くないものを、体外に排出しようとする生体防御反応でもあります。
下痢止めは、腸閉塞になってしまうなどの副作用の報告もあり、感染性下痢では使うべきではありません。
慢性経過の非感染性下痢には使用する場合もありますが、必ず病院でかかりつけの医師にご相談されることをお勧めします。
チェックポイントにある症状がおありの方は、すぐに受診をお勧めします。
急な下痢は感染症である場合が多いですので、保育園などに通われている方は保育士さんと感染状況など確認の上、受診していただければと思います。
頻回の下痢や嘔吐をくり返すような場合も受診の目安になります。
ここでは急性下痢で最も多い原因である、胃腸炎のホームケアをお伝えします。
胃腸炎で吐き気や嘔吐が強いときは、胃腸が激しく動きやすく、急に水分を摂ってしまうと、すぐに吐いてしまいやすいです。そのため、スプーン1 杯くらいの水分を、こまめに頻回に(症状強い場合は5〜10分おきに)与えると、吐き気があってもほとんど吐くことなく吸収されていきます。
特に吐き気が強いときは、経口補液剤と呼ばれる、点滴と成分が似ているものが良いです。しかし、経口補液でも水分がなかなか摂れないようなら、点滴をしなければいけない場合もあります。
ノロウィルスの場合、胃腸炎を発症した人の便の中には、1g 中に1 億以上のウィルスがおり、乳幼児には、成人の10〜100 倍のウィルスがいると言われています。また、嘔吐したときの吐物には、1g中に100万以上のウィルスがいると言われています。
そして、ほんの十数個程度のウィルス量でも感染が成立し、摂取したウィルス量が多いほうが症状が重くなる傾向があります。
これらのため、便や吐物の処理には注意が必要です。
胃腸炎は接触感染が最も多く、衣類やドアノブや手すり、便座などには注意しましょう。
また排泄後は、トイレのフタを閉じてから流すようにしましょう。