名古屋市中村区の内科・小児科|亀島駅2分
052-459-3312むずむず脚症候群とは、夕方から深夜にかけて、脚や上肢がムズムズしたり、痛痒かったり、じっとしていると不快、といった症状が出て、不眠などをきたす病気です。
小児から高齢者までみられる疾患で、70歳代まで、年齢とともに増えていきます。
女性に多く、男性の約1.5倍います。
むずむず脚症候群の有病率は、週2回以上症状がある人に限ると、欧米では1.5%から3.0%、日本では約1%といわれています。
原因は、遺伝的な素因、鉄代謝やドパミン受容体異常が関連しているといわれていますが、まだ十分には解明されていません。
また、他の病気や薬剤によって、2次的にむずむず脚症候群の症状が出ることがあります。
具体的には、鉄欠乏性貧血、妊娠、糖尿病、腎不全、アルコールなど、パーキンソン病、脊髄障害、関節リウマチなどがあります。
また薬剤では、抗うつ薬、抗精神病薬、制吐剤、抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)などがあります。
むずむず脚症候群の診断基準として、以下の5つすべて満たす場合に、むずむず脚症候群と診断します。
しかし、むずむず脚症候群の方は、その症状をさまざまな言葉で表現することがあり、診断だけでの判定が難しいこともしばしばあります。
そのため、治療薬による反応などで判断することがあります。むずむず脚症候群の約2~6割の方には上肢にも症状があります。
2次性の場合は、原疾患の治療または原因薬剤の再調整を行います。
次に、非薬物治療として以下のようなことをおこなっていきます。
以上でも改善が難しい場合、ビ・シフロール®というお薬などを使用し治療していくことがあります。
むずむず脚症候群を疑われる方はぜひ一度当院までご相談ください。
初診・再診とも、WEB予約、またはお電話で受付を行っております。