名古屋市中村区の内科・小児科|亀島駅2分
052-459-3312口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)、特に1型(HSV-1)による口唇の感染症です。
初感染時には歯肉口内炎、咽頭炎で発症することがありますが、再燃時には口唇ヘルペスになることが多いです。
口唇周囲にいくつか集まる痛みを伴う水ぶくれ(水疱性発疹)ができます。ニキビにも似ていますが、典型的には水ぶくれとして出現します。
通常は検査は特に行わず、診察時のお話と身体所見のみで診断できます。
典型的ではない経過や所見である場合は、極まれですが、ウイルス培養、PCR、特異抗原検査で診断を行うことがあります。
特に免疫に問題のない方は、対症療法のみで経過観察することもできます。
ただ、抗ウイルス薬を使うことで早く治すことができ、またウイルスの排出期間を短くすることができます。
抗ウイルス薬は、できれば症状が出てから3日以内に開始するのが望ましいです。
口唇ヘルペス・歯肉口内炎のみの症状であれば、マスクをして登校(園)は可能です。
発熱や全身性の水疱がある場合は、欠席して治療することが望ましいです。
紫外線は口唇ヘルペス再発の誘因となることがあります。
日焼け止めクリームを口唇に塗ることで、再発を予防する効果があります。
また、ストレスや発熱、顔面領域の手術などもリスクになりますので、これを避けることも予防につながります。
口唇ヘルペスにかかったら隔離は不要ですが、口唇の発疹部位から新たに感染することがあるため、人との接触を避けましょう。
特に検査をしなければ、3割負担の方で、約1300円になります。
口唇ヘルペスを疑われる方はぜひ一度当院までご相談ください。
初診・再診とも、WEB予約、またはお電話で受付を行っております。