名古屋市中村区の内科・小児科|亀島駅2分
052-459-3312膀胱炎は、排尿時の痛み、残尿感、頻尿、下腹部痛といった症状が出る病気です。血尿が出現することもあります。
膀胱炎には基礎疾患がない場合とある場合で考える原因が異なります。実際に当院に来院される患者さんの場合、基礎疾患がない方に生じる急性単純性膀胱炎が圧倒的に多く、また女性に多いです。
急性単純性膀胱炎の原因菌の60~80%は、大腸菌によるものとされています。
特有の症状と尿検査の所見(白血球数増加)で診断します。
ただし、膀胱炎の症状があっても、帯下の増加や陰部のかゆみ、性交時痛などを認める場合は、まず女性器感染症を考えます。
急性単純性膀胱炎は、自然に治る(自力で治る)場合もあります。
ただ、高熱を伴う腎盂腎炎に至る場合もあるため注意が必要です。
原因菌の60~80%は大腸菌であり、抗生物質はまず大腸菌をターゲットとして選択します。
抗生物質のおくすりを約3~7日間飲んでいただきますが、通常3日程度で症状が改善することが多いです。
健康診断などで指摘され、しばしばあるのが、症状のない膀胱炎(無症候性細菌尿)です。
この場合は通常治療の対象とはなりません。
しかし妊婦の方では、無症候性細菌尿を無治療で経過を見ると、約3~4割の割合で腎盂腎炎などの上部尿路感染症に移行することがあるため、治療の必要があります。
まず水分をしっかりと摂取することがすすめられます。明確な量は決まっていませんが、1日2L程度をすすめることが多いです。
また、頻回の性交渉や、殺精子剤含有コンドームの使用は、膀胱炎のリスクファクターであるため注意が必要です。
尿検査の費用も含め、3割負担の方で、約1400円になります。
膀胱炎を疑われる方はぜひ一度当院までご相談ください。
初診・再診とも、WEB予約、またはお電話で受付を行っております。