帯状疱疹ワクチンの接種を承っています。2種類の違いを解説します。

帯状疱疹ワクチンが2020年3月1日より開始となり、当院でもご希望の患者さんに随時行っています。
今回は、2種類ある帯状疱疹ワクチンについて、お伝えしていきます。
帯状疱疹とは?
水ぶくれを伴う発疹が、体や顔の左右どちらかに、帯状に現れます。
50歳以上で発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。
この発疹には痛みがあり、約2割の人は、治療後数か月から数年以上、帯状疱疹後神経痛という、辛い痛みが続く病気になる可能性があります。
くわしくはこちらの帯状疱疹の解説記事をご覧ください。
帯状疱疹ワクチンとは?
上記の帯状疱疹の発症予防、また、帯状疱疹後神経痛を予防するためのワクチンです。
効果や値段の違いによって2種類あり、それぞれの特徴を下記の表にまとめました。
シングリックス® | 水痘ワクチン | |
対象者 | 名古屋市に住民票のある、満50歳以上の方 | |
帯状疱疹発症予防効果 | 90~98% | 51% |
帯状疱疹後神経痛予防 | 85~100% | 66% |
回数 | 2回 | 1回 |
公費助成後の自己負担額 | 10,800円(税込)×2 | 4,200円(税込) |
通常価格(当院) | 22,000円(税込) | 8,000円(税込) |
上記のように、シングリックスは水痘ワクチンより料金は高いですが、予防効果が非常に高いです。
ただし、副反応として、接種後数日から1週間程度、接種部位が強く痛むことがあり、また2回の接種が必要となります。
帯状疱疹ワクチンをご希望の場合は
予約でのみ承っております。
ご希望の方はお電話にてお申し込みください。(WEB予約は承っておりません)