ウイルス・細菌による胃腸炎に要注意!治療法について解説。

当院の新型コロナウイルス感染対策について

胃腸炎は、ノロウイルスをはじめとしたウイルス感染や、サルモネラ菌などの細菌感染が引き起こします。

当院でみかける胃腸炎は、ウイルス感染を疑う場合がほとんどです。

症状

吐き気や嘔吐、腹痛や下痢、発熱といった症状が現れます。

また、血便を認める場合もあります。

感染経路

吐物や下痢などにまじったウイルスを、ごくわずかの量であっても経口摂取してしまう(経口感染)ことで発症します。

検査

通常は症状や経過のみで診断がつく場合がほとんどです。

しかし飲食店従業員の方などでは、ノロウイルスなどの迅速検査を行う場合もあります。

当院に置いてある迅速検査には、他にもロタウイルスがあります。

治療法

胃腸炎の際は、脱水対策と低血糖対策が大切です。

吐き気や嘔吐で水分が摂れなかったり、頻回の下痢があると、脱水になってしまうことがあります。

また乳幼児では、血糖を維持するための蓄えが少なく、食事が摂れない状態が続くと、脂肪が燃焼され、その過程でケトン体という物質が溜まります。

ケトンが溜まると、元気がなくなったり、吐き気や嘔吐の症状が強くなったりして、さらに食事が摂れなくなる、という悪循環になってしまいます。

この状態を避けるために、こまめに糖分を摂ることも重要です。

避けたほうが良い食事や水分

胃腸炎のときは、症状の強さにもよりますが、腸管に刺激のあるものは避けたほうが良いでしょう。

具体的には、乳製品や脂っこいもの、スパイシーなもの、冷たいものは刺激になりやすいです。

経口補液について

胃腸炎で吐き気や嘔吐が強いときは、胃が激しく動きやすく、一気に水分を摂ってしまうと、すぐに吐いてしまいやすいです。

そのため、スプーン1杯くらいの水分をこまめに頻回に(症状強い場合は5~10 分おきに)与えると、吐き気があってもほとんど吐くことなく吸収されていきます。

特に吐き気が強いときは、経口補液剤と呼ばれる点滴と成分が似ているものが良く、市販されています。

しかし、経口補液でも水分がなかなか摂れないようなら、点滴をしなければいけない場合もあります。

感染対策について

胃腸炎は、治ってもしばらく(数週間以上)は、便の中にウイルスが排出され続けます。

ノロウイルスの場合、胃腸炎を発症した人の便の中には、1g中に1億以上のウイルスがおり、乳幼児には、成人の10~100倍のウイルスがいると言われています。

また、嘔吐したときの吐物には、1g中に100万以上のウイルスがいると言われています。

そして、ほんの10個程度のウイルス量でも感染が成立し、摂取したウイルス量が多いほど症状が重くなる傾向があります。

これらのため、便や吐物の処理には注意が必要です。

胃腸炎は接触感染が最も多く、衣類やドアノブや手すり、便座などには注意しましょう。

登園基準は?

原因にもよりますが、通常は嘔吐や下痢などの症状がなくなれば登園(登校)できます。

料金は?

成人の初診の方の場合、3割負担の方で、約1300円程度です。

点滴を行う場合は、約1700円程度になります。

その他、検査等を行う場合はこの限りではありません。

名古屋市在住の小児の場合は自己負担はかかりません。

胃腸炎でお悩みの方やお子さまをお持ちの方はぜひ一度当院までご相談ください。

初診・再診とも、WEB予約、またはお電話で受付を行っております。

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お電話での受付はこちらから

筆者プロフィール

院長:田島光浩

平成19年 信州大学医学部卒業卒後臨床研修の後、平成21年より名古屋大学総合診療科後期研修プログラム(日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医後期研修認定プログラム)にて後期研修を行う。 その間、名古屋大学総合診療科、愛知県がんセンター愛知病院緩和ケア内科、名古屋掖済会病院小児科、名古屋医療センター総合内科などで勤務。平成25年日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医・指導医取得。

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